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YAHOO JAPAN:【特集】G20前に...世界一のシェフは?「ワールドシェフ王サミット」淡路島で開催

6/27(木) 14:14配信

G20大阪サミット開幕を前に、参加する20か国を代表する料理人らで世界一を決める「ワールドシェフ王サミット」が初めて開催されました。果たしてどこの国が優勝を手にしたのでしょうか。

淡路島に世界のシェフ集まる

6月23日。兵庫・淡路市にあるウェスティンホテル淡路に続々と到着する外国人たち。どこからきたのか尋ねると…

「ブラジルから来ました」

「ブラジルから来ました」

実は彼らは世界中から集まったシェフです。

「サウジアラビアの首都リヤドのリッツカールトンで働いています。来年はサウジアラビアがG20開催地だから、この機会にサウジアラビアの文化を知ってもらいたいです」(サウジアラビアから来たシェフ)

世界中のシェフが集まった理由、それが6月26日から兵庫県淡路市で始まった「ワールドシェフ王サミット」です。開幕が迫るG20大阪サミットに合わせ、参加する世界20か国を代表するシェフが集まり世界一を決めるこのイベント。中には国際大会での優勝経験者もいて、名だたるシェフが勢ぞろいです。

淡路島に到着するやいなや、一行が向かったのは洲本市の漁港・由良港です。この大会では地元・淡路島産の食材を使うことがルール。シェフたちは早速、料理に使う食材を見定めます。淡路市で140年近く続く酒蔵では…

「「とてもおいしい」(フランス代表シェフ)

Q.大会の料理に日本酒は使う?

「「ワールドシェフ王サミットで使います。鴨のソースに少し入れる予定です」

予選のテーマは淡路島産の食材いかした「自国料理」

食材を決めたシェフたちは、まず決勝進出4か国の枠をかけて予選を戦い抜きます。制限時間は1時間。「自国料理」をテーマに、淡路島特産の海産物や野菜などをどう取り入れるかがカギとなります。審査員5人が味や見た目などを100点満点で評価し獲得点数の多い上位4か国が決勝に進みます。 イギリス代表のジェローム・ヘンリーさん。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式で料理を提供したこともあるという王室御用達のシェフです。

韓国代表のジョン・ヨーさん。予選は自国のビビンバで勝負するというジョンさんは、これまで国際大会などで合わせて170個以上のメダルを獲得した強者です。

「韓国のコチュジャンです。でも少し辛いので、今回はちょっとマイルドに作るつもりです。そこに淡路牛も混ぜます」(韓国代表 ジョン・ヨーさん)

フランスの料理番組で活躍しているというシェフは南フランスの海鮮料理「ブイヤベース」をモチーフに制作。 サウジアラビア代表のモハメド・S・アルバシャさん。実は当初、別のシェフが参加する予定でしたが、直前になって入国できない事態が発生。2日前に急遽来日が決まりました。

Q.メニューはいつ決めたの?

「2日前の夜です。もう何が起きているんだか」(サウジアラビア代表 モハメド・S・アルバシャさん) そして日本からはミシュランにも掲載された大分県のホテルで料理長を務める高記智行さん(46)が出場。普段はイタリアンが専門ですが、予選のテーマが自国料理なので「寿司」で勝負します。 「ちょっと崩したお寿司なので、これどうなの?って思われるとちょっと」(日本代表 高記智行さん)

そんな中、淡路島産のウニやビワをふんだんに使い「淡路島食材の変わり寿司」を無事時間内に完成させました。

しかし、アルゼンチンは時間切れで減点となるアクシデントも。

決勝進出の4か国は?

審査員は世界各国から5人。審査委員長は料理評論家の服部幸應さんが務めます。

「(これまで)一番多くてもね、8か国くらいが最高だったかな。やっぱり20か国っていうと大変だよね。やっぱりその人の国が持っている作り方であるとか全部違うのよね。だからそれを尊重しながら点を付けないといけないから大変」(審査委員長 服部幸應さん)

そして、いよいよ結果発表。決勝進出の4か国は…。韓国、ルーマニア、ロシア、カナダの上位4か国が決勝へ進みました。残念ながら決勝進出とはならなかった日本。

「やりきったって感じですね本当に。結果は残念でしたけど。各国のシェフと料理ができて楽しかったなっていう。またもうちょっと慣れてから挑戦したいと思います」(高記智行さん)

20か国の頂点に立ったのは?

そして6月26日に行われた決勝戦。持ち時間は1時間で淡路島産の食材をいかすというルールは同じですが、テーマは自由に表現できる「創作料理」です。4か国ともそれぞれの得意分野をいかした独創的な料理で勝負に出ました。ルーマニアは淡路牛にイカスミやトリュフで装飾した一品。ロシアは淡路牛やウニの上から玉ネギとトマトの出汁をかけて食べる一皿に仕上げました。カナダは淡路産のビワやハチミツ使った唯一のデザートで勝負。韓国はタンパク質など栄養価が高い淡路牛の肩バラ肉を使った伝統料理「カルビチム」を披露しました。

各国のプライドをかけた「ワールドシェフ王サミット」決勝。20か国の頂点に立ったのは…韓国代表のジョン・ヨーさんでした。

Q.勝因は?

「淡路島の食事を最大限に生かしたこととと、喜びと幸せを料理に込めようと努力したことです」(韓国代表 ジョン・ヨーさん)

予想以上に盛り上がりを見せたグルメサミット、G20本番でも議論が煮詰まることに期待です。

(6月26日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『特集』より)

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YAHOO JAPAN:【特集】G20前に...世界一のシェフは?「ワールドシェフ王サミット」淡路島で開催

6/27(木) 14:14配信

G20大阪サミット開幕を前に、参加する20か国を代表する料理人らで世界一を決める「ワールドシェフ王サミット」が初めて開催されました。果たしてどこの国が優勝を手にしたのでしょうか。

淡路島に世界のシェフ集まる

6月23日。兵庫・淡路市にあるウェスティンホテル淡路に続々と到着する外国人たち。どこからきたのか尋ねると…

「ブラジルから来ました」

「ブラジルから来ました」

実は彼らは世界中から集まったシェフです。

「サウジアラビアの首都リヤドのリッツカールトンで働いています。来年はサウジアラビアがG20開催地だから、この機会にサウジアラビアの文化を知ってもらいたいです」(サウジアラビアから来たシェフ)

世界中のシェフが集まった理由、それが6月26日から兵庫県淡路市で始まった「ワールドシェフ王サミット」です。開幕が迫るG20大阪サミットに合わせ、参加する世界20か国を代表するシェフが集まり世界一を決めるこのイベント。中には国際大会での優勝経験者もいて、名だたるシェフが勢ぞろいです。

淡路島に到着するやいなや、一行が向かったのは洲本市の漁港・由良港です。この大会では地元・淡路島産の食材を使うことがルール。シェフたちは早速、料理に使う食材を見定めます。淡路市で140年近く続く酒蔵では…

「「とてもおいしい」(フランス代表シェフ)

Q.大会の料理に日本酒は使う?

「「ワールドシェフ王サミットで使います。鴨のソースに少し入れる予定です」

予選のテーマは淡路島産の食材いかした「自国料理」

食材を決めたシェフたちは、まず決勝進出4か国の枠をかけて予選を戦い抜きます。制限時間は1時間。「自国料理」をテーマに、淡路島特産の海産物や野菜などをどう取り入れるかがカギとなります。審査員5人が味や見た目などを100点満点で評価し獲得点数の多い上位4か国が決勝に進みます。 イギリス代表のジェローム・ヘンリーさん。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式で料理を提供したこともあるという王室御用達のシェフです。

韓国代表のジョン・ヨーさん。予選は自国のビビンバで勝負するというジョンさんは、これまで国際大会などで合わせて170個以上のメダルを獲得した強者です。

「韓国のコチュジャンです。でも少し辛いので、今回はちょっとマイルドに作るつもりです。そこに淡路牛も混ぜます」(韓国代表 ジョン・ヨーさん)

フランスの料理番組で活躍しているというシェフは南フランスの海鮮料理「ブイヤベース」をモチーフに制作。 サウジアラビア代表のモハメド・S・アルバシャさん。実は当初、別のシェフが参加する予定でしたが、直前になって入国できない事態が発生。2日前に急遽来日が決まりました。

Q.メニューはいつ決めたの?

「2日前の夜です。もう何が起きているんだか」(サウジアラビア代表 モハメド・S・アルバシャさん) そして日本からはミシュランにも掲載された大分県のホテルで料理長を務める高記智行さん(46)が出場。普段はイタリアンが専門ですが、予選のテーマが自国料理なので「寿司」で勝負します。 「ちょっと崩したお寿司なので、これどうなの?って思われるとちょっと」(日本代表 高記智行さん)

そんな中、淡路島産のウニやビワをふんだんに使い「淡路島食材の変わり寿司」を無事時間内に完成させました。

しかし、アルゼンチンは時間切れで減点となるアクシデントも。

決勝進出の4か国は?

審査員は世界各国から5人。審査委員長は料理評論家の服部幸應さんが務めます。

「(これまで)一番多くてもね、8か国くらいが最高だったかな。やっぱり20か国っていうと大変だよね。やっぱりその人の国が持っている作り方であるとか全部違うのよね。だからそれを尊重しながら点を付けないといけないから大変」(審査委員長 服部幸應さん)

そして、いよいよ結果発表。決勝進出の4か国は…。韓国、ルーマニア、ロシア、カナダの上位4か国が決勝へ進みました。残念ながら決勝進出とはならなかった日本。

「やりきったって感じですね本当に。結果は残念でしたけど。各国のシェフと料理ができて楽しかったなっていう。またもうちょっと慣れてから挑戦したいと思います」(高記智行さん)

20か国の頂点に立ったのは?

そして6月26日に行われた決勝戦。持ち時間は1時間で淡路島産の食材をいかすというルールは同じですが、テーマは自由に表現できる「創作料理」です。4か国ともそれぞれの得意分野をいかした独創的な料理で勝負に出ました。ルーマニアは淡路牛にイカスミやトリュフで装飾した一品。ロシアは淡路牛やウニの上から玉ネギとトマトの出汁をかけて食べる一皿に仕上げました。カナダは淡路産のビワやハチミツ使った唯一のデザートで勝負。韓国はタンパク質など栄養価が高い淡路牛の肩バラ肉を使った伝統料理「カルビチム」を披露しました。

各国のプライドをかけた「ワールドシェフ王サミット」決勝。20か国の頂点に立ったのは…韓国代表のジョン・ヨーさんでした。

Q.勝因は?

「淡路島の食事を最大限に生かしたこととと、喜びと幸せを料理に込めようと努力したことです」(韓国代表 ジョン・ヨーさん)

予想以上に盛り上がりを見せたグルメサミット、G20本番でも議論が煮詰まることに期待です。

(6月26日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『特集』より)